難関の国家資格!行政書士の資格を取得して法律の専門家になる
行政書士の資格とは?
行政書士とは、行政書士法に基づいた国家資格です。
主に法律に関わる仕事に携わることができます。
車庫証明の申請や外国人の入管関係のなどの書類、遺言書や離婚協議書などの権利義務、事実証明に関する書類の作成、提出手続きの代行、作成にともなう相談などに応じる専門職です。
行政書士の具体的な仕事内容
さまざまな法律に関わる手続きの代行業務が行えます。
市民法務に関するもの
- 遺言や相続についての相談、書類作成
- 自動車登録関連書類の作成
- 土地活用についての各種申請手続き
- 外国人の日本国国籍取得手続き
- 成年後見人
- 交通事故に関する手続き
- 内容証明書類や公正証書等の作成
- クーリングオフ、示談書の代行
ビジネス法務に関するもの
- 株式会社やNPO法人の設立など、法人関連手続き
- 知的財産権の保護(文化庁への著作権登録申請は行政書士の専管業務)
- 外国人雇用に関する入国管理手続きなど
- タクシー営業許可申請などの運輸関連
- 建設業、飲食店、輸入販売業などさまざまな業種の許認可申請
受験資格・受験料は?いつどこで受けられるの?
行政書士となる資格は次のように定められています。
- 行政書士試験に合格した者
- 弁護士資格を有する者
- 弁理士資格を有する者
- 公認会計士資格を有する者
- 税理士資格を有する者
- 国または地方公共団体の公務員として行政事務を担当した期間などが通産20年以上で、高等学校卒業資格を有する者
主婦の方が資格取得を目指すのであれば、ほとんどの場合1.の「行政書士試験」になると思いますので、その受験方法についてを紹介します。
【受験資格】 | 年齢・学歴・国籍に関係なく、誰でも受験できる |
【受験日程】 | 年1回(11月) |
【受験会場】 | 全国各地 (詳しくは「一般財団法人 行政書士試験研究センター」のホームページをご覧ください) |
【受験料】 | 7,000円 |
行政書士の資格・取得するための方法は?
行政書士試験の合格率は3~10%程度で、とても難易度の高い資格試験です。
確実に学習をすすめていくために、どの方法が自分に合っているかよく考えて選びましょう。
スクールで学ぶ
聞き慣れない法律用語など、テキストだけでは頭に入りづらいこともスクールなら講師の指導のもと学ぶことができます。
高い受講料と時間的な拘束がネックにはなりますが、予算と時間に余裕があるなら通学講座はおすすめです
費用の目安 | 12万円から25万円くらい |
期間の目安 | 8ヶ月から1年くらい |
通信教育で学ぶ
直接指導を受けられるわけではありませんが、DVDやWebを使った動画での授業を受けることもできます。
疑問点が出てきたときに、メールなどで質問できるのも大きなメリットです。
費用の目安 | 5万円から15万円くらい |
期間の目安 | 10ヶ月から1年くらい |
通信教育で学ぶ
行政書士試験の受験は年に一度です。
そのチャンスを目指してコツコツと学習する自信があれば独学で合格も不可能ではありません。
独学は何よりも費用が最小限に抑えられることが魅力です。
ただし、難解な法律用語などわからないことがあったときも自力で調べなければなりません。
そのため、学習に必要な時間も多くなります。
費用の目安 | テキストと問題集、行政書士六法などが必要です。 テキストは4,000円くらい、問題集は3,000~4,000円くらいです。 勉強法によっては、たとえば過去問題集と記述式問題集など、それぞれ数冊必要になります。 行政書士六法は3,500円です。 |
期間の目安 | 1,000時間必要だといわれていますが、人によっては200時間程度で合格したという例もあります。 いかに計画的に効率よく学習するかが重要です。 |
資格取得後、どこで資格を活かせるの?
行政書士は市民にとって一番身近な法律の専門家として、さまざまな場面で活躍できます。
一般的には資格取得後、行政書士事務所に就職する人がほとんどです。
主婦からでも資格を活かして再就職し、経験を積めば独立開業も目指せます。
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